こんにちは、株式会社エグゼクティブマーケティングジャパン代表取締役の深作浩一郎です。
今回は現在までに二冊の著書を出版してきた私が著者視点から電子書籍出版のメリット・デメリットを紹介していきます。
電子書籍にはメリット、デメリットがそれぞれ多数あります。書籍を出版してみたい、電子書籍に興味があるという方はぜひ紙の書籍の出版と比べながらメリット、デメリットについて読んでいただけたらと思います。
電子書籍出版のメリット
コストが印刷に比べて圧倒的に安い
電子書籍での出版は、紙の本の出版に比べて圧倒的にコストが安いです。
電子書籍出版は無料でできてしまいます。
アマゾンで行っている電子書籍出版サービスツールであるKindleダイレクトパブリッシング(KDP)をはじめ、DLmarket、パブー、楽天koboライティングライフなどの電子書籍販売サイトも、初期費用は無料です。
紙の本を自費出版する場合、ページ数や発行部数に応じて料金が変動しますが何十万~百万単位の費用が必要になる場合があります。
それに比べて電子書籍出版であれば、書籍の文書データを個人で作成しておけば、無料で書籍の出版を行うことができます。
誰でも出版できる
電子書籍出版は、経歴や実績などを持たない個人でもチャレンジすることができます。
高校生でKindle出版を行う方も居たりと、行動力さえあれば学生でも作家を名乗れる環境が構築されています。
https://twitter.com/kiirasu_mkt/status/1504329989382156288?s=20&t=qW0X6QMDPyE1XFuE82898A
電子書籍出版をしている人の中には、運営しているブログの記事をまとめて出版したり、自分のビジネスにおけるレポートや、クライアントに特典として配布していたレポートをまとめて電子書籍として出版している場合もあります。
過去に自分が作成したコンテンツをそのまま横移動させて電子書籍出版のコンテンツとして流用することで、コンテンツを新たに作る手間もなく電子書籍出版が実現します。
在庫リスクがない
電子書籍は、データファイルとして保管できるため、在庫を抱えてしまう必要がありません。また自費出版のように、最低でも何冊以上剃らなければいけない〜という制約をもたないというのもメリットです。
リスクの大きかった書籍出版で、リスクなく自分の書籍を世に出せるというのは、電子書籍出版の大きなメリットだと言えます。
マーケティング的には非常に有効
電子書籍出版は、マーケティング的な側面から見ると非常にメリットが大きいです。
というのも、電子書籍を出版することで「作家」という肩書をもつことができます。
さらに、認知度の高いアマゾンで出版すれば、アマゾンでの出版という実績はもちろんのこと、自分の名前で検索したときに、検索結果1位に アマゾンで出版している自分の書籍が表示される可能性が高いため、社会的な信用を同時に得ることができます。
また、電子書籍の市場規模からみても、半数近くのシェアを占めるkindleから出版することで、高い集客効果が見込めます。Kindleでは外部リンク(WEBサイトへの誘導)を設定することができ、自分のメディアに誘導するコンテンツを取り入れることも可能です。
本来長い時間と場合によっては高い費用をかけて紙の書籍を出版し、その上で得ることのできた作家・著者という肩書自体を、無料でも出版ができる電子書籍出版で手に入れられるのは、自分自信をセルフブラディングする視点では非常にメリットが大きいです。
個人で活躍している起業家やこれからビジネスを始めたい個人にとっても、今後集客に欠かせないツールになってくる可能性もあります。
リストマーケティングと非常に相性の良い電子書籍出版は、これまでリスト取得方法から、電子書籍の無料ダウンロードをさせて、リスト取得のための申し込みフォームへの誘導へと変化しつつあります。
電子書籍出版のデメリット
書店に置けない
電子書籍はインターネットで販売される書籍なので、書店の店頭には置けません。
店頭に置かれないということは、書店にくるお客さんに手に取ってもらう機会が無いので、より多くの人の手に書籍を届けたい、より多くの売り上げを目指したいという方には電子書籍出版は相性が悪いと言えます。
電子書籍を読めない人がいる
電子書籍出版のデメリットとして、そもそも電子ブックを読めない人がいる、という点があります。
これはインターネットで電子書籍を読む方法、買う方法がわからない方や、そもそも電子書籍を買う習慣がない方など、亜k味の本を読む習慣が既についている方は、書店にも置いていなく露出の低い電子書籍を認知することも無いということもあり得ます。
紙の本を出版している人と比べられる
仮に電子書籍出版で、書籍出版をしたという実績や肩書き、個人としての”箔”を求める場合、電子書籍出版ではその効果はあまり期待できません。
先ほど電子書籍出版のメリットとして、出版コストが低く、誰でも出版できる、という点を上げましたがこれは裏を返せば、誰でも電子書籍出版を行うことができ、電子書籍出版という行為そのものに特別な価値を感じにくくなるということです。
紙の本を出版社から出版する場合は、様々な審査や推敲を重ねて信頼性の高い内容の情報が長い時間をかけて作成されますが、誰でも出版が可能な電子書籍では、どれだけ良い作品でも埋もれてしまう場合があります。そして電子書籍著者と一括りにされてしまうので、やはり実績や肩書きを手にするという点では出版社から出版される紙の本に匹敵する価値は見込めません。
電子書籍出版をした作家が「本を出版してる著者です。」と言っても、紙の本を出版している人からすれば、「いやいや、電子書籍でしょう。」と思われてしまいがちです。
本当の意味での社会的な信用や箔をつけるには、やはり紙の本を出版社から出版するというのは大きな意味を持ちます。
そうは言っても出版社から紙の本を出版する方法わからない、人脈も無い、という方向けに
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